あなたも見つかる。歳を重ね自動車が乗れなくなった後の『特定原付』『電動アシスト自転車』『原付』『自動車』と『電動車椅子』『セニアカー』の比較。

シニアあんしん生活
高齢女性
高齢女性

田舎では車が無くなる生活なんて考えられないねぇ。田舎は買い物と病院に行けないとその町の年寄りはいなくなるんじゃないの?

私
私

それがそうでも無いんです。

私
私

その方はひとり暮らしの高齢者で。お住まいはマンションの2階に住んでいました。

段々足が悪くなって、車に乗れなくなって。最終的にはマンションの階段も降りれず、部屋からも出られなくなって…。

高齢女性
高齢女性

確かに歳とってから住みやすい街に引っ越したなんてまわりで聞いたことないのぉ。

私
私

施設に入るのも、お身体が元気なうちは考えませんから。

高齢女性
高齢女性

じゃあ、どうしたらいいんじゃろうなぁ。

私
私

じゃあ、高齢になっても使える乗り物を紹介しますね。

特定原付とは

「特定小型原動機付自転車(特定原付)」

例)

有限会社 龍昇が展開するモビリティブランド「Sun Emperor」

特定原付と言っても、2輪・3輪・4輪が存在します。16歳以上であれば免許は不要。

でも、「免許不要=高齢者にとって安全」という意味ではないのです。

特定原付は便利ですが、身体機能によって向き不向きがかなりあります。

座って乗るタイプの四輪・三輪・二輪の車両も、基準を満たせば特定原付に該当します。

主な基準

  • 最高速度:20km/h以下
  • 定格出力:0.6kW以下
  • 車体:長さ190cm以下、幅60cm以下
  • 16歳以上なら免許不要
  • 自賠責保険への加入が必要
  • ナンバープレートが必要

歩道を走れるのは「特例特定小型原動機付自転車」に該当する車両に限られ、歩道走行時は6km/h以下です。

普通の特定原付を「6km/hに設定すれば歩道を走れる」という意味ではありません。

それぞれの比較

特定原付・座り型電動アシスト自転車原付バイク自動車
免許不要不要必要必要
速度最大20km/h原則24km/hまでアシスト30km/h制限等車両による
ペダル不要必要不要不要
車道走行原則○○○○
歩道一部の特例車のみ条件付き××
転倒リスクありありあり比較的小さい
体力少なくてよいペダルをこぐ少なくてよい少ない
バランス能力重要重要重要比較的重要度低い
荷物車種による比較的載せやすい車種による◎
雨・風影響を受けやすい受ける受ける◎
高齢者の転倒対策△△△○
近距離移動○◎○◎

ここまでは比較的元気な高齢者の方向けの話

ここまでは、ほとんど成人と変わらない高齢者向けである、

『特定原付』『自動アシスト付き自転車』『原付バイク』『自動車』を比較しました。

自動車から原付バイクに変更する方もいますが、それほど多い例ではありません。

ここからは高齢になり自動車が難しくなってきた方向け

これからは、『電動アシスト付き自転車』『セニアカー』『電動車椅子』の内容です。

それぞれに大手メーカーで有名な商品はこちらになります。購入後の修理やメンテナンスのことを考え大手メーカーを今回は紹介しています。

  • Panasonic「MU」
  • スズキ「セニアカー ET4D」
  • WHILL「Model F」

の3機種を中心にお話しします。

価格・性能・道路交通法上の扱いなどは、2026年9月時点でメーカー・警察庁・国土交通省が公表している情報をもとにしています。

電動車いす・セニアカー・特定小型原付の違い

「買い物に行きたい」

「病院まで自分で行きたい」

「家族の車に乗せて出かけたい」

高齢者の移動手段には、いろいろな選択肢があります。

大切なのは、値段だけで選ばないことです。

「どこを走るのか」
「本人が安全に操作できるか」
「家族が扱いやすいか」

を確認する必要があります。

まず3つの違い

Panasonic MUスズキ ET4DWHILL Model F
種類特定小型原付電動車いす電動車いす
最高速度20km/h6km/h6km/h
走行距離約40~47km約31km約20km
重さ約24kg約100kg※約26.7kg
価格234,000円418,000円~298,000円~
免許不要不要不要
歩道条件付き通行可能通行可能
折りたたみできないできないできる

※ET4Dはバッテリーを含む車両重量が約100kgです。

① Panasonic「MU」(特定原付)

MUは、特定小型原動機付自転車です。(電動アシスト自転車/特定小型原動機付自転車/自転車|Panasonic)

ペダルをこぐ必要はありません。右手のスロットルで走ります。

最高速度は、車道モード:約20km/h です。

歩道を走れるのは、一定の条件を満たした「歩道モード」の場合です。

原則は車道で、ナンバープレートが必要です。自賠責保険への加入も必要です。

234,000円(税込)

バッテリーは16Ah。

1回の充電で約40~47km走行可能です。

本体重量は約24kgです。

特定原付の注意点

高齢者が利用する場合、「自転車に乗る感覚」だけで選ばないことが重要です。

原則として車道を走ります。

警察庁によると、2024年の特定小型原付関連事故は338件でそのうち単独事故は100件。

単独事故の71件は転倒事故でした。(警察庁)

② スズキ「セニアカー ET4D」(セニアカー)

セニアカーは、

ハンドル形電動車いすです。

最高速度は6km/h。

道路交通法上は歩行者として扱われます。

運転免許は必要ありません。

歩道を通行できます。(スズキ)

価格は418,000円です。

ホワイトパールは433,000円です。

セニアカーは非課税です。(スズキ)

走行距離は約31km。

25Lの大きなバスケットもあります。

ET4Dには、障害物検知サポートがあります。

前方の障害物を検知すると、

「警告」

↓

「自動減速」

を行います。

ただし、すべての障害物を検知できるわけではありません。

メーカーも、障害物検知機能に頼った運転をしないよう説明しています。

③ WHILL「Model F」(電動車椅子)

WHILL Model Fも電動車いすです。

最高速度は6km/h。歩道を走行できます。

免許は必要ありません。(WHILL)

価格298,000円~です。

非課税ですが、送料調整費は別です。

最大の特徴は、折りたためることです。

重量は約26.7kg。

車のトランクに載せることもできます。

新幹線や飛行機などでの移動にも対応しています。

走行距離は約20kmです。

高齢者本人だけでなく『介護者』も確認

①本人が操作ができるか

  • アクセル操作
  • ブレーキ操作
  • 曲がる操作
  • バック
  • 停止

を実際に確認します。

②自宅に置けるか

特にセニアカーは大きく重いです。

玄関や車庫に置けるか確認します。

③よく行く場所まで行けるか

例えば、

  • 病院
  • スーパー
  • コンビニ
  • 銀行
  • 公民館

などです。

「距離」だけではなく、道路・歩道・坂道・段差も確認します。

④実際に試乗する

カタログだけでは分かりません。

特に高齢者の場合は、本人が実際に操作して確認することが重要です。

まとめ

3つは、同じ「高齢者の移動手段」でも性格が違います。

Panasonic MU

→ 車道を走ることを基本とする特定小型原付。

スズキ セニアカー

→ 歩道を走る大型の電動車いす。

WHILL Model F

→ 歩道を走れる、軽量・折りたたみ式の電動車いす。

価格だけで決めるのではなく、

「どこへ行くのか」
「どの道を走るのか」
「本人が安全に操作できるのか」
「家族が保管・充電できるのか」

を確認することが大切です。

そして、最終的には実際に試乗してから決めることをおすすめします。

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