20年見てきたから言える!高齢者の「困った」をスマホが救う

徳島で暮らす、シニア世代のあんしん生活ガイド

徳島で高齢になると、いずれ車に乗れなくなります。

車に乗れなくなると困ることをリストアップしてみました。

  1. 買い物
  2. 通院
  3. 社会との交流が減る
  4. 趣味
  5. 公共機関の利用が難しい
  6. 災害
  7. 家族の負担が増える

これをスマホで解決してみましょう

  1. 買い物→  ネットショッピング
  2. 通院→   訪問診療への転換、家族との連絡のやり取りの中心はスマホ
  3. 社会との交流が減る→ SNSやYouTubeなど
  4. 趣味→    身体能力の低下をスマホを使った情報収集で補う
  5. 公共機関の利用が難しい→ タクシーや他の交通手段の確保 
  6. 災害→ 災害時や災害後に情報収集
  7. 家族の負担が増える→ ICTによる管理

買い物

Amazon・楽天などネットショッピング
近くのスーパーによる配送、生協、とくし丸と色々な方法があります。

通院

徳島で通院に車は不可欠です。

佐那河内村が2023年に無医村になったように、今、地方では医療のあり方が大きく変わってきています。住む場所によっては病院へ通うのも一苦労。もちろん、徳島県内の公共交通機関を利用する方法もありますが、すべての地域をカバーするのは難しいのが現状です。

そうなると、私たちの選択肢は「入院・入所」「在宅医療」のどちらかになります。しかし、「入院・入所」を選ぼうにも、医療スタッフの減少は避けられない問題。もし、お近くの病院や施設に入れないとなると、ご家族の負担はかなりのものになってしまいます。

一方、在宅医療は「どこまで家で診てもらえるんだろう?」と不安に感じるかもしれません。でも、実は正しい知識と情報があれば、住み慣れた家で安心して過ごせるケースも多いんです。

ここで重要になってくるのが、スマートフォンです。例えば、遠方に住む高齢のご両親が元気にしているか、いつも気になりますよね。そんな時、電話やLINE、見守りカメラなどが役立ちます。

「監視されているみたいで嫌だ」とご両親が感じるようなら、スマートフォンが動いたことを感知し、一定時間動きがなければお知らせしてくれる「もし活」のようなアプリもあります。便利なアプリは探せばたくさん見つかりますし、日々の健康管理アプリなども、ご両親の体調を把握するのに役立ちますよ。

社会との交流の減少

車が運転できなくなって、社会とのつながりが減ってしまう問題って、あまり注目されないと思いませんか? 在宅医療に関わる私たちでなければ、「それが一体何の問題なの?」と感じるかもしれませんね。

でも、社会との交流が減るということは、その人自身の生きがいを失うことにつながるんです。これは本当に大きな問題で、生きる意味を見失ってしまった方に、ただ医療だけを提供し続けることに意味があるのでしょうか。「若い人に申し訳ないな」「長生きなんてするもんじゃないよ」といった、悲しい言葉を耳にすることも増えてしまいます。

体が思うように動かなくなっても、別の方法で社会とつながることはできます。SNSやYouTubeは、単に情報を得るだけでなく、「こうすれば問題が解決できるんだ」といった具体的な方法を知るきっかけにもなります。何か問題解決に向けて行動することは、次の目標につながり、それが最終的に生きる意味を見つけることにもつながるはずです。医療機関では病気の治療という明確なゴールはありますが、病気が治った後や慢性疾患を持つ方々に対しては、そうした生きがいを見つけるゴール設定まではなかなか手が回りません。

もちろん、SNSには詐欺などの犯罪に巻き込まれるリスクもゼロではありません。しかし、そのリスクを理解した上で活用すれば、得るものは大きいのではないでしょうか。

2025年4月13日 - のこすつなぐプロジェクト
円滑な暮らし案内
家族の住む街は大丈夫?徳島県の犯罪を防ぐ『ス/

徳島には、防犯に関するアプリもあります。もしご本人の操作が難しい場合は、ご家族やお孫さんに相談してみるのもいいでしょう。こうした話し合いは、家族のコミュニケーションを増やすきっかけにもなりますよ。

まとめ

自分が年を取って車に乗れなくなった時、社会とのつながりを保つためには、スマホが欠かせないツールになるはずです。

もし親御さんやご自身のためにスマホを選ぶなら、シニア向けスマホはおすすめしません。 なぜなら、家族が普段使っているスマホと機種が違うと、いざという時に操作を教えるのが難しいからです。

スマホを購入する際は、ご家族が使っている機種と同じものを選ぶようにアドバイスしてあげてください。そうすれば、操作で困った時もスムーズに助け合えますよ。

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