10月10日は『転倒予防の日』だそうです。
病院で勤めていた私からすると、転倒は寝たきりになる可能性がありどうにか予防できることなら絶対に予防したい事柄です。様々な個人や団体で取り組んでいる課題でもあります。
転倒死亡者数と転倒場所
高齢者の転倒・転落による死亡者数は令和元年で『8,774人』で、交通事故は『2,508人』。
転倒事故が交通事故の3倍以上の死亡要因になっています。
転倒場所で多いのが自宅内です。
転倒の原因は加齢・薬の影響・運動不足と言われています。
これは、皆さんの想像通りではないでしょうか?
90歳以上になると要介護となる方は6割です。
転倒の可能性は、どの人も高齢になるにつれて当てはまります。
転倒場所
自宅内で転倒が多い場所は
『居間』・『寝室』・『玄関』・『階段』・『廊下』、『浴室』です。
『居間』はカーペットやコードなど足元に何かがあると転倒します。
『玄関』は上がり框による段差が原因になります。
『階段』は高齢になると全く使わなくなる人が大勢います。それほど転倒が多い印象はありません。
『廊下』は居間と同じで足元に何かがあると転倒します。
『浴室』は水に起因した転倒があります。
『寝室』はベッドからの転落・立ち上がる際に転倒します。
今回は寝室の足元について
寝室は高齢になれば過ごす時間が増えます。ベッドからテレビを見て過ごす人が多いです。
寝室での転落・転倒予防をするには、
『ベッドを電動ベッドに変更』
『ベッド柵』
『ベッド柵をL字のベッド柵に変更』する必要があります。
これはベッドを変更することによる予防です。
ベッド周りの環境を整える方法もあります。
『ベッドの位置を変える』。落ちないようにベッドを壁に寄せることもあります。
『ベッド周りの環境を整える』。ベッド横にすべり止めマットを使うこともあります。
すべり止めマット
すべり止めマットは世の中にたくさんあります。
最初の導入として良く使われるのが『100均のすべり止めマット』です。
徳島県にある100均の店舗『DAISO』『セリア』『キャンドゥ』では、どの店舗に行ってもすべり止めマットがあるようです。
調べたことはありませんでしたが、今回色々調べてみると店の商品には差があるようです。
『1番大きいもの』は
DAISOの『ピタッと止まる!すべり止めシート 抗菌タイプ』が45cm×150cm
『1番滑らないもの』は
セリアの『スベリ止めシート薄手タイプ 30cm×150cm
まとめ
転倒の死亡者数は交通事故より多い。
転倒は自宅が6割。
原因は加齢によるもの。
転倒場所やシチュエーションは限られている。
過ごす時間が多い寝室の足元には『すべり止めマット』が必要。
100均の商品で試してみることが有用であるが、商品には特徴がある。
『大きいすべり止めマットが必要な場合はDAISO』
『すべらないマットが欲しい場合はセリア』で購入できる。
最後に、寝室以外にも玄関や浴室でもすべり止めマットは有用です。椅子の座布団が滑る時にも使えますし、テーブルの花瓶など使えるものは多くあります。個人個人で他にも使えるアイデアがあると思います。
商品を知っていることで対応できることが変わりますので是非購入して見てください。
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