真っ直ぐ座らずにご飯を食べると誤嚥しやすい!!

誤嚥予防の知識

ご飯を食べるときに飲み込みにくいなぁ。と感じたら姿勢を正してみると改善する場合があります。

それでは、姿勢の変化でどれだけ飲み込みにくいか、2つの姿勢で確認してみましょう。
猫背になって唾を飲み込む。
背中を真っ直ぐして飲み込む。

背中を真っ直ぐすると飲み込みやすいことがはっきりわかると思います。

円背の原因:ハムストリングスのストレッチ

猫背の原因となるのはハムストリングスと言われる太もも後面の筋肉が原因です。

ハムストリングスとは

  • お尻の付け根から膝の裏にかけて走る太ももの裏側の筋肉の総称で、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の3つの筋肉で構成されています [01:38]。
  • 主な役割は、膝を曲げる動作と股関節を伸ばす(足を後ろに引く)動作です [02:01]。

ハムストリングスが硬くなることによる影響

  • 骨盤が後ろに傾き、猫背の姿勢になりやすくなります [14:21]。
  • 姿勢不良は、腰痛、肩こり、自律神経の不調など、全身の様々な不調につながります [14:28]。

ストレッチ方法

  1. 座った姿勢で行うハムストリングスのストレッチ [03:50]
  2. 仰向けの姿勢でタオルを使って行うハムストリングスのストレッチ [08:53]

ハムストリングスを伸ばすだけでは猫背は改善されない

ハムストリングスを伸ばした後にして欲しいことがあります。

それは、背中を伸ばした時間を増やすこと

背中を伸ばして1日過ごせたら良いのでしょうが、そんな人は猫背にならないのです。

過剰な目標は3日坊主の元です。

最初はテレビを見ながらでも良いので5分背中を真っ直ぐにしてください。

最初は少しからでも始めることが重要です。

真っ直ぐしておくことが難しい方

座ったお尻の下にこれをおくことで、骨盤を真っ直ぐ保つことができる商品です。

高齢になった両親にプレゼントすることもおすすめです。

骨盤を起こすようにタオルで支えることもできますが、タオルは毎回椅子に設置することが面倒です。この商品なら椅子に常に置いておくことができ、汚れてもすぐに拭き取ることができます。

背中を伸ばすと痰も出しやすい

猫背になって飲み込みにくい人は痰も出しづらいとも言えます。

痰を出す方法もお伝えします。

ハフィング

  • 方法: ゆっくり息を吸い込んだ後、声を出さずに「ハー」と強く速く息を吐きます [01:10]。
  • 効果: これを4〜5回繰り返した後に咳払いをすると、痰が排出しやすくなります [01:24]。

これらの方法は、咳払いをしても痰が取れないと感じている方におすすめです [01:34]。

まとめ

飲み込みやすいようにするには、

①骨盤を起こして背中を真っ直ぐする

②太もも後面のストレッチ

③背中を伸ばした時間を増やす

④背中を伸ばす補助となる商品がある

⑤飲み込みにくい人は痰も排出しにくいのでハフィングの方法を紹介

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