高齢者の歩行と転倒対策(玄関)

徳島で暮らす、シニア世代のあんしん生活ガイド

高齢者の歩行の特徴

  • 持久力の低下
  • 重心位置の踵側への移動
  • 円背による前傾姿勢
  • 足部のつま先や踵の許状不足

これらが原因となって

  • すり足歩行
  • つまずきやすい
  • 歩行時にふらつく
  • 姿勢転換の不安定さ

となり転倒する。

転倒すると骨折する可能性があり、入院から施設に入所する可能性もあります。

したがって、高齢者への住環境整備では転倒予防の整備が不可欠です。

玄関

上がり框の段差を乗り越える方法が必要。

  • 手すり(靴箱を代用する方法もあり)
  • 式台で段差を分割(奥行き400mm 幅500mm以上のもの 高さは必要によって2段になる場合も一般的には18cm前後が主流のようです)
    ※OT・PTのための住環境整備論より引用
  • 靴の脱着のため椅子の設置

実際の商品

手すりにステップ台がついているタイプを設置している家に伺うことがあります。
便利ではあるのですが、手すりが必要がない家族には敬遠されるのもまた事実です。
靴を履くときに靴べらが必要であったり、座ることができるスペースがないので土間に裸足で降りなくてはいけません。
外を何も持たずに歩ける方なら、踏み台だけでも良いと思います。

踏み台のみは以下になります。

36奥行き x 60幅 x 16.5高さ cm

奥行き400mm 幅500mm以上のものはなかなか見つかりませんでした。
その中でも比較的近いサイズをご紹介します。

サイズ:幅60×奥行35×高さ13.5cm

踏み台を設置した後に検討すること

ゆくゆくスロープを使いますか?
パーキンソン病などで車椅子を想定している場合はスロープを検討します。

しかしながら、パーキンソン病ではスロープを歩いて使うと転倒する恐れがあるので早期に設置するのは危険です。

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