在宅療養でかかるお金について

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厚生労働省により
令和4年度:人生の最終段階における医療・ケアに関する意識調査が報告されています。

意識調査は1992年から約5年ごとに、一般国民及び医療・介護従事者の
人生の最終段階における医療・ケアに対する意識やその変化を把握するための調査を実施しています。

報告書内容を紹介

この報告書内の質問です。

もしあなたが以下のような病状になった場合、どのような医療・ケアを希望しますか。

-あなたの病状-
あなたが病気で治る見込みがなく、およそ 1 年以内に徐々にあるいは急に死に至ると考えたとき。最期をどこで迎えたいですか。

この問いに関しての回答結果は

上記の病状で、最期を迎えたい場所について、「自宅」と回答した者が最も多く、 一般国民 1,315名 (43.8%)、医師 825名(56.4%)、看護師 1,347名(57.4%)、介護支援専門員 1,018名(58.1%) であった。

さらに、

もしあなたが以下のような病状になった場合、どのような医療・ケアを希望しますか。

-あなたの病状- 末期がんと診断され、状態は悪化し、痛みはなく、呼吸が苦しいといった状態です。 今は食事や着替え、トイレなどの身の回りのことに手助けが必要です。 意識や判断力は健康な時と同様に保たれています。最期をどこで迎えたいですか。

この問いに関しての回答結果は

上記の病状で、最期を迎えたい場所について、一般国民では「医療機関」と回答した者が最も多く、 1,551名(51.7%)であった。一方で、医療・介護従事者では「自宅」と回答した者が最も多く、医師 697名(47.7%)、看護師 1,139名(48.5%)、介護支援専門員 863名(49.3%)であった。

この結果から、
医療に携わる人ほど自宅で最後を迎えたいと思っていることがわかります。
医療に関わり終末期の現実を見ている人ほど自宅を選択しているのです。

そこで、自宅で最後を迎えたいと思う方に対して、
自宅で療養するお金はどの程度必要か調べてみました

介護費用(月額)

介護を行う場所によっての月額です。

おおよその費用ではありますが、施設に入所し介護量が増すほど費用も高額となります。

公益財団法人生命保護文化センター2021 (生命保険に関する全国実態調査)

自宅に診察してもらう際の医療費(月額)

訪問診療とは病気や障害などで病院への通院が困難な患者が自宅で診療や治療を受けることができるサービスです。

訪問看護とは、看護師がお宅に訪問して、その方の病気や障がいに応じた看護を行うことです。健康状態の悪化防止や、回復に向けてお手伝いします。
リハビリを受けることもできます。

まとめ

私は医療従事者として長年高齢者の方に関わり、多くの生活を見ています。

私も自宅で終末期を迎えたいと思いますし、そうするために介護や医療のサービスを選びたいです

なぜなら、自分らしく生きられるのは自宅だけです。

そして、今回の記事では、自宅が最も介護にかかる費用が少ないことがわかりました。

今後の在宅療養を考える際に、必要な費用の参考にしていただければと思います。

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