徳島の高齢者犯罪件数と防犯グッズ|警察報告を解説

徳島の地域情報と支援

『地域ブランド調査2024』の調査結果が10月13日に発表されました。2024年の都道府県魅力度ランキングで徳島は42位でした。昨年も42位で不動のものとなっています。お隣の高知は36位、愛媛は28位、香川は26位。四国の中でも最下位で魅力がないのはわかっています(涙)。徳島のポテンシャルはこんなものではないはず。1度最下位を目指して、注目され、そこから這い上がって行きましょう(笑)←古い表現

そんなことを考えているうちに

防犯の相談

高齢の方から相談を受けました。

「最近物騒で高齢者世帯の防犯対策はないのでしょうか?」

魅力度の最下位を目指す(勝手に言っているだけ)
徳島県は犯罪者からも魅力的ではないと思いたいです。そこで、徳島県の犯罪の現状について調べてみました。

徳島県警察 高齢社会安全安心総合対策プログラム

このプログラムは、高齢化が進む本県において、高齢者を取り巻く治安情 勢等に的確に対応するため、「徳島県警察高齢社会安全安心総合対策要領」 に基づき、県警察における部門横断的な連携を図るとともに、自治体や関係 機関・団体、事業所、地域住民との協力体制を強化し、官民一体となって、 高齢者の犯罪被害防止や規範意識の向上、さらには地域社会の絆の醸成など、 高齢者が安全で安心して暮らせる社会づくりを推進するための具体的な取組 事項を定めたものです。

https://www.police.pref.tokushima.jp/wp-content/uploads/post10875/kourei_1.pdf

この報告をまとめると

徳島では3000件を下回る事件のうち、高齢者(65歳以上)が巻き込まれる事件は毎年10%前後で大きくは変わらない

平成27年以降、特殊詐欺の被害件数(30件前後)と被害額(令和3年は1億3千万円中1億6百万円)は減少していましたが、平成29年からは横ばいが続いています。令和3年には、被害件数の約6割、被害額の8割以上を高齢者が占めており、依然として高齢者の被害が多い状況です。

検挙される高齢者は増加傾向にあり、令和3年は被害者ではなく、被疑者のうち3人に1人が高齢者で捕まる高齢者も多い。

このことから、

高齢者は犯罪に巻き込まれる割合は毎年変わらず、高齢者で検挙される人が増えているということがわかりました。

つまり、防犯対策は今までと同じで、見知らぬ高齢者と会った時は同じ高齢者だからといって気を抜かないようにする必要がありそうです。

高齢者が犯罪のターゲットになりやすい

高齢者が犯罪のターゲットになりやすい理由は、次の3つです。

1. 一人暮らしの増加
内閣府の「令和4年版高齢社会白書」によると、

2020年時点で65歳以上の男性の15%、女性の22%が一人暮らしをしています。

年々その数は増えています。体力や判断力が低下し、孤立しがちな一人暮らしの高齢者は、犯罪者に狙われやすくなっています。

2. 逃げられやすい  
犯人にとって、高齢者は「逃げやすい相手」と考えられています。家にいる時を狙った犯罪も多く、もし犯人と鉢合わせした場合、窃盗だけでなく暴力や命の危険もあります。とても危険です。

3. 自分を信じすぎる  
高齢者は長年の経験から、自分は大丈夫と思いがちです。内閣府の調査によると、70歳以上の半数以上が「自分は詐欺に遭わない」と考えています。理由として「知らない電話には出ないから」「だまされない自信があるから」などが挙げられますが、こうした自信がかえって危険になることもあります。

これらの理由から、高齢者は犯罪のターゲットにされやすいのです。

防犯グッズ

高齢になると俊敏には動けません。防犯グッズも使いやすいものが必要です。

防犯フィルムを窓に貼るだけで、ガラスが割れにくくなり、侵入犯が窓から入るのを防いでくれます。

窓からの侵入者に対して音で知らせてくれます。

大きい音で危険を知らせてくれます。

固定電話に高齢者でも簡単に取り付けることができます。

まとめ

徳島県では、300件未満の事件で高齢者が巻き込まれています。

特殊詐欺に巻き込まれる人のほとんどが高齢者。

高齢で犯罪を犯す人が増加傾向。注意が必要となっている。

高齢者の1人暮らしが増えている。自分を過信している人が多く危険。

高齢者向けの防犯グッズで対策する。

私の周りでも、農機具が盗まれたり、空き巣に入られたりと以前よりも犯罪に巻き込まれる人が増えている印象です。犯罪を未然に防ぐには事前の対策が必要になってきます。

周りの人とのコミュニケーションも重要です。家族や近所の人でも事前に話し合ってみてください。

コメント