難聴のおじいちゃんには補聴器がいいが、お高いので自作するもしもしフォンから始めてみると必要性がわかりやすい。

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世の中でどんな言葉が検索されているか教えてくれるサイトがあります。

それは、『ラッコキーワード』というサイトで調べたい言葉を入力すると、
調べたい言葉の後にさらに検索されるキーワードを教えてくれます。

今回は敬老の日に徳島で検索されているキーワードを調べてみました。

このホームページを作ってからわかったことがあります。
『 徳島 ○○○ 』で検索してもあまり検索されていないことが多いです。悲しい。

確かに、徳島で住んでいて徳島のことを詳しく調べることってあまり無いですよね。

ちなみに香川。まさか、徳島より敬老については調べられていない。

香川は徳島より絶対都会なのに…。

大都会大阪はやはり検索されているキーワードの量と内容は徳島とは大違いでした。
四国と大阪では検索キーワードにかなり差があることがわかりましたね。

敬老の日にコミュニケーションを考える

ここからが本題です。

『難聴』の高齢者では認知症のリスクが2倍になるというデータがあります。
それは、周りの人とのコミュニケーションが億劫になり、閉じこもりがちになるからです。

以前、難聴の人に対する商品を紹介しました。

2024年5月14日 - のこすつなぐプロジェクト
円滑な暮らし案内
認知症%E3%80%80高齢者%E3%80%80難聴%E3%80%80商品%E3%80%80コミュニケーショ/


補聴器を使用することが1番良いのですが、作ったものの結局使わない場合や失くしてしまう事例もよく聞きます。家で過ごすことが多い高齢者では部屋での着け外しも面倒です。

そこで私の以前の投稿では補聴器の前に『もしもしフォン』をおすすめしました。
『もしもしフォン』は高齢者にとって見て使用方法が分かりやすく、他の機械が苦手な方にも最初に導入しやすいメリットがありました。

『もしもしフォン』も良い商品なのですが、インターネットで検索すると価格は1300円から1900円程度で試すには割高です。

長期間の使用により、劣化や破損もあるようです。蛇腹の部分は可動性が良い反面、破損してしまいます。構造上、蛇腹が破損した場合は品質も低下してしまいます。

もしもしフォンを自作してみました

そこで、同様の機能を持つ道具をDAISODCMで安く作ることができると思い商品を購入してきました。

商品は2つ。

DAISO』では『漏斗』を購入しました。
こちらは、1つは四角、もう1つは丸のセットになっています。

2つの形が違うことで完成した時に口の部分耳に当てる部分が分かりやすいと思います。

口に当てる部分をアルコール等で清潔に保つことで、唾液による感染症のリスクも軽減されます。

DCM』ではホースを購入しました。

商品名:サンヨー 透明ホース  TM1012D100T
1m当たり154円で内径は8mm・外径10mmでした
1mは長すぎて邪魔になると思います。使用用途に応じて、短く調整してください。

と、この商品を紹介して作成したのですが、ホースの素材が柔らかく不具合がありました。購入をお考えの方はさらに下の文を読んで購入してください。
TOYOX 散水用ホース 約9mm×13mm 198円(税別)

完成

漏斗の先端とホースをビニールテープで止め完成です。

作業時間は5分程度でしょう。
費用もビニールテープはDAISOにありますので総額300円程度で作成できました。

ホースに関して必ず内径を確認してから購入してください。
内径サイズが合わないと全く音が聞こえません。

徳島県ではどこにでもある『DAISO』と『DCM』ですぐに作成することができます。

他のホームセンターでもホースは売っているのかもしれませんが、
DCM以外では確認できておりませんので、商品が無く何件も行きたくない方はDCMで購入してください。

DAISOの商品は入れ替わるので、今回の商品がなくなった場合に違う漏斗でも代用することが可能と思います。

実際使用してみて

実際、高齢者と話をする際に耳の近くで大きな声を出しますが、そこまでしても聞こえない場合があります。コストの安さや感染予防というリスクを軽減できるという意味では医療の現場でも活躍しそうです。

しばらく使ってみて、その結果をまた投稿します。

しばらく使ってみると音が分かりにくくホースを変更して作成しました

先ほど作ったもしもしフォンの自作は、
漏斗の外径よりもホースの内径が小さく接続することができませんでした。

そのため、漏斗の先端の中に差し込む形となっており、音の伝導に問題がありました。

訪問リハビリで使うことはできましたが、直接声をかけるのと自作もしもしフォントとの差を感じることができませんでした。

何なら、使用の際はリハビリの手が止まってしまうので、

使わないで済む方がスムーズですらありました。

そこで、DCMでホースを購入しました。
TOYOX 散水用ホース 約9mm×13mm 198円(税別)

先ほどのホースの素材は柔らかく、音の反射がしずらいと感じ、ホースの素材が硬そうなものに変更しました。

ホースの値段が少し高くなりましたが、総費用は400円程度で大きくは変わりません。

試作2作品目が爆誕

見栄えは問題あるのかもしれませんが、大変聞こえやすくなりました。

漏斗先端とホースを深くねじ込む作業は力が入りましたが、その他はの作業はビニールテープを巻き付ける程度です。

作業時間は5分程度でした。

実際、訪問リハビリで使用すると伝わりすぎて耳を痛めてしまわないか心配なレベルでした。

使用の際はどうしても片手が塞がってしまうので、訪問リハビリ中は結局大きな声を出すことになっています。

家族とお話をする場合には問題ないと思います。

訪問させていただくと、難聴をそのままにしている人は多い

大人になれば聞こえているのに聞こえないふりをしたい事はあります。

どちらかというと聞きたくないことが多くなります。
そうです。ほとんど聞きたくありません。

それなのに相反するものを作ってしまいました。

本当に申し訳ありません。

ぜひ高齢との方とコミュニケーションをとっていただき、本人が聞きたくない話はしないようにしてください。

聞きたくない話をする人はいつか自分に跳ね返ってきますので、お気をつけください。

跳ね返ってきた話を良く聞く理学療法士より。

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