今は伴侶がいても、どちらかが亡くなったらひとりになるので、どんな人でも準備が大事!!

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 著者は株式会社Good servise代表の山村秀炯(やまむら しゅうけい)さん。愛知県を中心とした遺品管理、生前整理などの事業を行なっている方です。

 結婚して夫婦で暮らしていても、どちらかが亡くなった後を考えると全ての人がひとりになる可能性があり、永遠のテーマだと思います。

 この本では『おひとりさま』が歳を重ねた時に前もって準備することが大事であることの重要性を書いています。

 おひとりさまは2つのタイプに分かれるそうです。
自由気ままに生きて死後のことはどうなろうと知らないタイプ』。
最後まで自立した生活を送り、死後のことも考えているタイプ』。
表現を変更しています。

 みなさんも心当たりがあるタイプ分けではないでしょうか?私はこの本を手にしている段階で後者のタイプと思います。

 前者のタイプは、老後に苦労することが多く、実例を交えて紹介されています。

 日本人は遺伝的に不安を感じやすく、災害大国であることが影響してそのような遺伝子を持つ人が多いのではと考えられています。この不安を感じやすい遺伝子を持っている人は全体の68.2%もいるそうです。

 実際、私の周りにも後者のタイプが多く存在し、老後を心配するのは後者のタイプの人が多いでしょう。後者の人は、前者のタイプの人にぜひ教えてあげてください。

 両タイプに共通する問題として、厚生労働省のデータによれば、90歳代になると認知症の有病率は64.2%に達し、「平成29年度高齢者白書」では、2025年には5人に1人が認知症になると推計されています。さらに、85歳以上では約6割の人が要介護状態になるというデータもあります。

 要介護になるリスクは認知症も含んでおり、高齢になると「おひとりさま」は誰かの手伝いが必要になってきます。

 「おひとりさま」ができるだけ人に頼らず、しかしながら最低限に迷惑をかけないヒントがこの本には書かれています。ヒントは事前の準備がほとんどで、お金に関することは老後になるかなり前からの準備になると思います。

 「おひとりさま」が困ることで言うと、
入院した際に入院費に対して連帯保証人緊急時の身元引受人の記載で困るそうです。

 私は病院勤務時に、入院患者さんでは90歳以上で伴侶に先立たれて「おひとりさま」となっている方は大勢いました。どの方も連帯保証人と身元引受人がいたと思うと尊敬の念を禁じ得ません。90歳になると身近な人も亡くなっており、下の世代に頼れる方がいると言うことです。

 この本は文章が読みやすく、短時間で読むことができます。「おひとりさま」を楽しんでいる方だけでなく、老後に必要な資金や住まいについて知りたい方にも読んで欲しいです。

この著者も私も同じ考えと思うのです。それは、

準備ができていないと老後の選択肢が無くなってしまい、人間性が高い人であろうとすることも不可能となります。老後に介護が必要になっても、認知症になったとしても自分の自分らしさを保つには知識を前もって知っていることが不可欠であると現場で感じているのです。

「おひとりさま」へおすすめ商品

「おひとりさま」の物欲が止まらない方におすすめ。
お金がかかる粗大ごみの解体がご家庭でお手軽に出来る万能ノコギリです。

私も使っています。
剪定に主に使っており、今までのノコギリはなんだったのかと思うほどの切れ味。
楽しくなりすぎて、主な枝3本以外は無くなってしまいました。
あの時のすももさんすいませんでした。
母親に頼まれて剪定しましたが、以後呼ばれなくなるほどの切れ味です。

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