私は徳島で長く働いていましたが、自治体のサービスで認知症の方に『見守りあんしんシール』といったサービスがあることを知りませんでした。
一般の方ではもっと知る機会が無いと思います。
全く関係ないと思う方でも、高齢化が進む徳島県ではきっと身近な問題になると思いますので、
最後まで読んでいただければ幸いです。
家族が認知症になり徘徊の可能性がある場合
家族が認知症になり、徘徊する可能性がある場合に、家族にとっては大きい負担となります。
認知症の症状に対して、正解はありませんが対策を多く知ることが家族にとって介護負担の軽減と精神的な安定につながると思います。
今回は『見守りあんしんシール』についてお伝えしたいと思います。
認知症高齢者を見守る『見守りあんしんシール』配付事業
徳島市では、認知症高齢者の安全を守り、家族をサポートするために「見守りあんしんシール」の配付事業を実施しています。このシールは、外出して行方不明になる可能性のある高齢者の早期発見と事故防止を目指しています。
見守りあんしんシールとは?
認知症により外出後に行方不明になる可能性のある高齢者のご家族に対して、QRコードが印刷された「見守りあんしんシール」を配付します。このシールは、迷子になっている高齢者の衣服や持ち物に貼り付けるものです。
発見者がスマートフォンなどでシールのQRコードを読み取ると、インターネット上の伝言板が表示されます。QRコードが読み取られたり、発見者が伝言板に書き込んだりすると、あらかじめ登録されている保護者に自動的にメールが送信されます。
発見者と保護者は、24時間365日、伝言板を通じて直接やりとりができ、住所や電話番号などの個人情報を公開することなく、発見から保護、家族への引き渡しまで安全かつ迅速に対応できます。
利用イメージと対象者
配付対象者:徳島市内に居住し、外出後行方が分からなくなる恐れのある認知症高齢者。
申請は介護者や家族から行えます。
配付枚数:対象者1人あたり『40枚』。内訳は以下の通りです。
- 耐洗コードラベル30枚(衣服や持ち物用)
- 蓄光シール10枚(夜道や暗い場所で発光し、靴や杖などに貼付)
費用と申込方法
見守りあんしんシールの配付は無料です。ただし、追加での交付を希望する場合は実費がかかります。申請は徳島市健康長寿課の窓口で行います。必要書類は健康長寿課の窓口で配布されています。
徳島市のホームページからダウンロードすることができます。
徳島市ホームページ 見守り安心シールの配布見守りあんしんシールの配付:徳島市公式ウェブサイト
申請から利用までの流れ
- 申請書類を提出。
- 健康長寿課職員が伝言板サイトに対象者の情報を登録。
- 申請者に見守りあんしんシールを交付。
- シールを対象者の衣類や持ち物に貼付。
申請から利用までの流れ
- 保護者が伝言板サイトに行方不明情報を入力、投稿。
- 発見者がQRコードを読み取り、伝言板に発見情報を入力。
- 保護者と発見者が伝言板を通じて連絡を取り合い、保護者が対象者を迎えに行く。
発見者としての協力のお願い
道に迷った高齢者を見かけたら、優しく声をかけてください。
見守りあんしんシールが貼られている場合はQRコードを読み取り、
画面の指示に従って情報を入力し、家族と連絡を取り合ってください。
QRコードが読み取れない場合は、シールに記載された登録番号を健康長寿課へ連絡すれば良いそうです。
最後に
認知症に対する共有したい情報の提供をお待ちしています。
問い合わせまたは、Instagramからの連絡で構いません。
コメント