認知症で難聴。補聴器以外の選択肢。

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高齢者にとって難聴は日常生活に大きな影響を与える重要な問題です。補聴器が一般的な対策方法ですが、認知症の影響で使用や管理が難しい場合もあります。難聴はコミュニケーションや生活の質に大きな影響を与えるため、補聴器以外の対策商品も存在します。

研究によると、中年期に難聴があると高齢期に認知症になるリスクが約2倍に増加することがわかっています。また、全国規模の疫学調査では、糖尿病が加齢性難聴を悪化させることが明らかにされています。糖尿病患者は聴力障害のリスクが最大で約3倍に増加するという新しい知見もあります。

特に徳島県は糖尿病の発症率が高く、『糖尿病』→『加齢性難聴』→『認知症』というリスクが高まる傾向にあります。難聴対策商品は中年から必要なのかもしれません。

ここでは、高齢者や認知症の方々に適した、優れた難聴対策商品をご紹介します。

補聴器

補聴器は会話が聞こえにくくなったときに使用する管理医療機器です。
難聴と感じた場合はこの補聴器が第1選択肢です。
 
補聴器が必要かどうかの判断は専門医に聴覚検査の上、診断してもらいます。補聴器は難聴の度合いや使うシーンによって種類はさまざまです。そのため聴覚検査を行い、医師と相談した上でどの補聴器にするか選ぶ必要があります。さらに聞こえの度合いはそれぞれですので、その人にあったフィッティングの調整も必要です。

補聴器は認知症になる前から使用できているなら問題ありませんが、認知症になってから補聴器を導入しても本人が『煩わしい。』と感じたり、『忘れてくる』可能性があります。高額な機器ですし、病院に行くまでのハードルが高いという問題もあります。

集音器

聞こえをサポートする機器には補聴器の他に集音器(助聴器)があります。漢字のとおり「音を集める」「聞こえを助ける」機器で、音を大きくして耳に届けます。生活環境に合わせて購入する必要があり、ひとつ買えばどこでも使えることはありません。

形状はスピーカー型、イヤホン型、耳を塞がないヘッドホン型、首掛けなど様々です。

>集音器の種類とおすすめ

1)スピーカー型 電源とテレビのスピーカーからの有線で高齢者でもわかりやすい。音ズレもなし。

2)イヤホン型 補聴器と比べると安価。片方だけでも使えます。充電式。補聴器を使ってみる前に。

3)耳を塞がないヘッドホン。外部の音を聴く集音モードなら最大6時間使用可能。充電式。音ズレな

4)首掛け型 83gで軽量。生活防水あり。安価。音ズレあり。

もしもしフォン

見ただけで使い方がわかる商品は、誰にでも理解できます。つまり、認知症の方でも簡単に理解しやすいです。

https://www.pigeontahira.co.jp/products/details/もしもしフォン/

プラスチックで軽量、伸縮自在で介助者の口元も見えます。
何より、耳元に当ててもらうと聴く側も聴くという準備ができるので、介助者が大事なことを話すときに伝わりやすいです。
どうしても介護をしていると忙しく、速く話すので内容が伝わりづらいものです。

シンプルでわかりやすい形状な物ほどお互いに効果的なのです。

機器が使えない状況であれば、こちらの商品がおすすめです。

難聴は状況に応じて機器を変えましょう。

1)コミュニケーションをどこでも取りたい方は補聴器』にしましょう。
2)家を中心に使用したいのであれば『集音器』
3)認知症が進んで機器が使えなければ、『もしもしフォン』がおすすめです。

高齢の方は家の外に出る機会は少ないです。
そのため、家で長時間を過ごすことになります。
家でコミュケーションが取れなければ、認知症が進行したり、意思疎通の不足から転倒する危険性も増します。
介護する人の声と必要な音を聴こえるようにすることが、生活の質を向上させる1つの方法です。
プレゼントにもおすすめです。

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