2024年1月から6月まで交通事故の死亡者数は徳島がワースト2位
2024年1月から6月までの半年間に徳島県内で交通事故で死亡した人は14人で、人口10万人あたりの死者数としては2年連続で全国で最も多いペースとなっています。
警察のまとめによりますとことしに入って6月末までの半年間に県内で発生した交通人身事故は835件で、死亡した人は14人と去年の同じ時期より3人減りました。
しかし、交通事故による死者数を人口10万人あたりで計算すると2.01人と全国の都道府県で最も多くなっています。
去年1年間の10万人あたりの死者数は徳島県が全国で最も多く、2年連続で最多のペースとなっているそうです。
死亡事故の内訳をみると、およそ7割を65歳以上の高齢者が占めているほか、車を運転したり同乗していたりして亡くなったのが10人と大半を占めました。
特に一方の車が対向車線にはみ出して正面衝突するケースが多くなっています。
高齢になって大きな事故をする前では、小さい傷が車に増えていくそうです。
実際、私の祖父もそうでした。そうなってくると家族が免許を返納すことも含めたアドバイスをする必要があると思います。
免許返納について
高齢になって運転が不安になった方に対して、運転免許証の自主返納制度があります。
多くの人は、免許返納による生活への大きな影響によるデメリットが思い浮かんで、返納の決心がつかない人も多いと思います。
しかしながら、免許返納について調べた結果、免許返納によるメリットもあることがわかりました。
それは、徳島での免許を返納すると証明書が発行され、さまざまな場所でお得なサービスが受けられるそうです‼︎
ただし、最もお得なサービスを受けられる人は条件が2つあります。
【徳島県内在住で65歳以上】【歩行に支障がない人】です。
つまり、自分が調子が悪くなってから。事故をしてやむなく。ではなく、
高齢で元気なうちに返納できることが本人・周りにとって最も良いです。
上述した、返納することで受けることができるサービスは徳島でもお住まいの地域ごとにあります。
ぜひ恩恵を受けていただきたいので、この記事を最後までご覧ください。
免許返納ができる場所
免許返納の手続きは2項目でOK!!
①運転免許証の自主返納手続きをする
②運転経歴証明書の交付申請を行う
『徳島県運転免許センター』、『阿波・阿南運転免許センター』は即日交付。
『徳島中央署』は後日交付されます。
手続きの際には、必要な物をしっかり確認してから申請してください。
【窓口】
『徳島県運転免許センター』
電話番号 088-699-0110
受付日
月曜日〜金曜日 AM10:00〜11:30 PM2:30〜4:00
日曜日 AM10:00〜11:00 PM2:30〜3:30
土曜日、年末年始(12月29日~1月3日)の休日、祝日、振替休日は除きます。
【即日交付】 申請から約1時間で交付される
【申請に必要なもの】 ①運転免許証 ②交付手数料 1100円
『阿波・阿南運転免許センター』
電話番号 【阿波】0883-35-5110【阿南】0884-22-3110
受付日
月曜日〜金曜日 AM10:00〜11:30 PM2:30〜4:00
土曜日、日曜日、年末年始(12月29日~1月3日)の休日、祝日、振替休日は除きます。
【即日交付】 申請から約1時間で交付される
【申請に必要なもの】①運転免許証 ②交付手数料 1100円
『徳島中央署』
受付日
月曜日〜金曜日 AM9:00〜PM4:00
【後日交付】 申請から約2週間後に交付 郵送交付も対応
【申請に必要なもの】①運転免許証 ②交付手数料 1100円
③申請用写真1枚 6ヶ月以内に撮影したもの、タテ3cm×ヨコ2.4cm
上半身が1/3写った無背景・無帽で鮮明なもの
免許を返納すると【運転経歴証明書】が交付される
【運転経歴証明書】は徳島在住で65歳以上なら割引などのサービスが受けられます。
運転経歴証明書は免許証が無くなった後の公的な身分証明書です。有効期限はなく、生涯にわたって利用可能です。
しかしながら、運転経歴証明書が無くても、
マイナンバーカードをお持ちの方は公的な身分証明書として使用できます。
この2つのカードはどういった違いがあるのでしょうか?
「運転経歴証明書」と「マイナンバーカード」との違い
運転経歴証明書とマイナンバーカードの違いは、
運転経歴証明書は身分証明書に加えて、
『掲示することで徳島県内のお店でお得なサービスを受けられる。』ということです。
例えば、
車の代わりとなる 【路線バス:運賃半額】 【タクシー:1割引】
県内各市町村が実施する
公共交通機関等優遇制度【70歳以上の住民は徳島市バスの無料乗車証の交付】
条件はありますが、バスの無料利用も可能となります。
証明書を所持している方が同乗している車のガソリン【給油価格を現金会員と同率割引】など
徳島県が運転免許自主返納者に対して優遇店ガイドブックを作成しています。要約すると
①移動する ②食べる ③買う ④暮らす ⑤レジャー ⑥優遇制度
にカテゴリーが分けられ様々なサービスを受けることができます。
下記が令和6年度の高齢者運転免許自主返納車優遇店ガイドブックです。
ぜひ直接ご確認ください。
「令和6年度の高齢者運転免許自主返納者優遇店ガイドブックができました!」引用許可いただいています。令和6年度の高齢者運転免許自主返納者優遇店ガイドブックができました!|徳島県ホームページ
ちなみに運転経歴証明書を県外で掲示してもサービスを受けることはできません。
この記事を見て免許を返納した人の感想
この記事を見て免許を返納した人の感想を直接聞く機会がありました。
60代後半で奥さんと2人暮らしの男性が、脳梗塞を発症したことをきっかけに免許を返納することを決心しました。
奥さんは車の運転ができるため、買い物には一緒に行けますが、徳島で免許を返納することにはやはりデメリットが多いと感じています。
しかし、車で人に危害を及ぼす可能性がなくなったことで、肩の荷が降りたように感じています。
彼は、若い頃に仕事中にかなりタバコを吸っており、常に火事にならないように気を張っていました。
禁煙した後、そのストレスはなくなりました。その解放感は、免許を返納したときも同様の開放感を感じたと言います。
免許の返納は本人や家族にとってケジメがつくことがメリットです。
免許を持っていると、いつかまた乗るかもしれないと車を手放すタイミングを失いがちですし、そのまま家族に頼まれて近距離の送迎をして人身事故を起こしてしまっては手遅れです。
こういった気持ちの整理として、免許を返納することは本人や家族にとって重要な役割を果たすそうです。
徳島県民の車以外の移動方法
私は理学療法士という仕事柄、免許を返納するか相談されることは多いです。
その人の生活を考えた時、免許返納により生活に大きく支障をきたす人がほとんどで、私からはっきり返納を勧めることは難しいのが現状です。
車以外の移動方法として徳島では汽車やバスがありますが、
公共交通機関を利用して買い物に行っている人は少ない印象です。
しかしながら、これを機に家から近い公共交通機関を使うこともいいことだと思います。運動不足解消にも繋がり、1日8000歩歩くことで健康に過ごすことができます。
公共交通機関以外でも車以外の乗り物を使う方法もあります。
それは、運転免許証を返納した後でも車の代わりになる乗り物『シルバーカー』『4輪電動アシスト自転車』です。
こちらに記事をまとめていますので是非ご確認ください。
スマホは使えますか?
免許を返納して歩けなくなった時に介護保険や医療保険のサービスでは生活を全てサポートすることはできません。
免許返納前に車が無くなった後の生活の仕方を想像するべきです。
車が無く、生活の質を保つためには、パソコンやスマホが必要だと思います。
例えば、生活必需品を車で買いに行けなくなった時に、店に行かずに買い物をできる方法がパソコンやスマホを介する方法しかないからです。
電話だけで食品を購入するには『とくし丸』が電話で来てくれます。
スマホでwebが閲覧できるのなら『キョークル』もおすすめです。
徳島市主催でのスマホ教室は残念ながらありません。
ご家族や友人にご相談してスマートフォンを使えるようになることをおすすめします。
訪問サービスを始めました
この記事を作成しましたが、免許を返納した場合に買い物にお困りになると思います。
そこで、スマートフォンで生活を楽にするために、私は徳島市でスマホ教室を行っています。
1時間 5000円+消費税 でお家または近くの飲食店でスマホの使い方をお教えします。
4人までの同時に説明させていただくことも可能で、その場合は 全員で1万円+消費税 とさせていただきます。
1度だけでは難しい方も多いと思いますので、
『1ヶ月 2万円+消費税 先着3人までの契約』 は私のできる限りのサポートさせていただきます。
ネットショッピングを代わりに商品代とは別に 1回1000円+消費税の手数料 でAmazonや楽天などの買い物を代行するサービスも行っております。
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